さして広くもない事務所で数名のデザイナーと仕事してたときのこと。
あるデザイナー(以下Aさん)から
「これからはすべての指示をメールでお願います」
と言われました。

「すぐ近くにいるんだから話せばいいやん」と思いましたが、理由を聞いてみると
「社長の指示が大雑把だったり、よく変わるので記録に残しておきたい」と言うではありませんか。
僕の記憶に間違いがなければ、Aさんは面接の時「前職では自由なデザインができなかったので、自由で楽しそうな御社で働きたいです!」みたいなこと言ってた人。
僕は直感タイプなので、「目的」さえ教えてくれたら後は自由にやらせてくれる上司が好き。
逆に細かい指示を出されると「組み立てるだけなら他の人でもいいんじゃないの」とやる気がダウンします。
だから、Aさんも(面接の件もあったし)自由にやらせてあげたら喜んでくれると思ったんですね。
指示がよく変わるという件も、僕は「最終的にいいものができるならどんどん変えればいいし、それがクライアントのためになる」という考えなので、「ゴール」からズレてなければ朝令昼改も平気ですが、スタッフからしたら「言うことがコロコロ変わるおっさん」でしかないのかもしれません。
指示が大雑把な上司と指示を求める部下
指示が細かい上司とテンションが下がる部下
あなたの周りでも見かけませんか?
人には個性タイプがあるにも関わらず「自分もそうだから人もそうに違いない」というバイアスが働く。
そういう意味では、よく言われる「人にしてほしいことをしなさい。してほしくないことはやめなさい」というのも怪しい気がします(笑)
してほしいことも、してほしくないこともみんな違うのですから。
話を戻すと
個性タイプマトリクスを理解してるいまは、Aさんのこともわかるし、むしろ僕のような上司には必要なタイプだと思います。
当時の僕が個性タイプをわかっていたら、(仕事の依頼方法を変えることで)もっと活躍してもらえたのにと残念無念。
人間関係の改善は、コミュニケーションテクニックを磨いたりする前に、自分と自分以外の人の個性タイプを理解することが重要だと思ったエピソードです。
そんなわけで(どんなわけで)
個性タイプの違う二人で始めたサービスを紹介させてください。
会社員で副業を始めようか迷ってるとか、在宅でなにか仕事をしたいと考えている方などに向けた「発振型副業デザインプログラム」です。
「こんな副業をすれば簡単に稼げますよ」というサービスではなく、「副業から福業へ」をコンセプトに人生をより豊かにすることが目的。
個性タイプの違う二人だからこそ(得意分野で)役割分担することで生まれたサービスです。
案内ページだけでも読んでいただけると嬉しいです!
